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東京都心部における30代の労働者の休職状況



東京都心部における30代の労働者の休職状況
−初回治療うつ病の経過報告−


○ 茅野分1、菊地俊暁2、長谷川千絵3、小林啓之2、山澤涼子2、新村秀人2
根本隆洋2、藤井千代4、渡邊衡一郎2、村上雅昭5、鹿島晴雄2、水野雅文3

1.銀座泰明クリニック(精神科・神経科)
2.慶應義塾大学医学部精神神経科学教室
3.東邦大学医学部精神神経医学講座
4.埼玉県立大学保健医療福祉学部社会福祉学科
5.明治学院大学社会学部社会福祉学科

【目的】
うつ病の患者が30代の労働者に急増し、社会問題となっている。生産性低下をはじめ休職や労災など、本人はもとより職場や社会へ及ぼす影響は大きい。この実態を東京都心部の診療所で調査した。

【方法】
銀座泰明クリニック(東京都中央区銀座)を平成19年11月〜平成20年9月に受診し、初めてうつ病の治療を受けた患者128人(男性64人、女性64人)、33.2±7.1歳の治療経過を調査した(個人情報には厳重注意した)。会社員110人、公務員6人。独身93人、既婚35人。独居53人、同居75人。DUI, Duration of Untreated Illness 25.8±40.3週 (Med 12週)。QIDS, Quick Inventory of Depressive Symptomatology 12.8±4.3。家族歴あり63人、既往歴あり62人。

【結果】



39名(男性18名、女性21名が休職した。)休職した患者の通院期間19.3±10.8週>休職しなかった患者の通院期間12.6±10.4週 (P=0.003)。
23人(男性10人、女性13人)が休職を継続または退職した。復職を継続している患者の休職期間16.9±12.2週>復職した患者の休職期間11.1±8.1週 (P=0.03)。
休職を継続または退職した患者は神経症性うつ病10人、内因性うつ病13人。休職を継続または退職した患者の処方量139.1±61.2mg、復職した患者の処方量112.5±69.4mg (Imipramine換算)。

【考察】
初回治療うつ病の患者の約3割が休職し、2割弱が休職を継続または退職した。休職を継続または退職した患者の4割が神経症性うつ病と考えられた。このような患者の復職を促すためには、従来の服薬・療養を中心とした治療のみならず、積極的な復職支援、認知行動療法などが必要と考えられる。
2009.02.19 Thursday 10:35 | comments(0) | trackbacks(1) | 

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